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ADHDの方が保育士として働くことについて、悩みや疑問を抱えることは珍しくありません。しかし、ADHDの特性を理解し、適切に対応することで、保育士としての仕事を充実させることができます。
この記事では、ADHDの特性を持つ保育士が仕事をよりスムーズに進めるためのコツや対応法を7つご紹介します。
「保育士に向いてないかも…」と困難を感じたときに役立つ情報ばかりです。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ADHDが保育士に向いてない理由
忘れ物やケアレスミスが多い
ADHDの保育士は、不注意によるケアレスミスや忘れ物が多いとされます。これは、一つのことに集中できない・気が散りやすい・物事を順序立てて考えるのが難しいといったADHDの特性によるものです。
また、多動性や衝動性が原因で、急な思いつきによる行動や作業への飽き、確認作業のおろそかによってもミスは発生しやすくなります。
ADHDは脳のワーキングメモリー(短期的に記憶し操作する能力)の機能が低いことが見られることもあり、これがケアレスミスの一因となることが考えられています。
書類の記入漏れ、間違いが多い
ADHDの方々は、小さい頃からケアレスミスや忘れ物でしばしば失敗することが多いです。それが原因で「数字が苦手」「書類作業がダメ」といった苦手意識を持つようになります。
苦手意識があると、問題を避けたくなります。同時に改善策を探す機会をも自ら避けることにつながってしまうのです。
とくに書類作成では、集中力を維持することや細かな作業が苦手であるために、誤字脱字や計算ミスが起こりやすくなるでしょう。
注意が散漫になりがちな状態が、結局は職場での指摘や注意の原因となり、苦手意識をさらに強めてしまうことになります。
複数タスクが難しい
ADHDの特性を持つ保育士は、複数のタスクを一度に処理するのが難しいことがあります。
物の整理や業務の管理が苦手で、タスクを忘れがちになるためです。さらに、新しいアイデアにすぐ気を取られ、始めていた仕事から注意が逸れやすくなります。
このため、優先順位を見失い、仕事の進行が滞ったり、計画通りに進まなかったりすることもあるでしょう。
職場の人間関係に悩む
ADHDを持つ保育士は、職場での人間関係構築に苦労することがあります。
とくに、雰囲気を読んで適切に行動することが苦手です。周囲への気遣いが難しいため、女性同士の輪に入りにくく感じることがよくあるでしょう。
さらに、思ったことを直接口に出してしまう傾向もあります。ときには他人の話を遮って自分の話をしてしまうこともあるのではないでしょうか。
これらの行動は、仕事外のコミュニケーションにおいても、人間関係に悩みの種をまく原因となってしまいます。
ADHDの特性が保育士に向いてることも
ADHDの特性を持つ人が保育士に向いている点もあります。
創造性が豊かであるため、新しい遊びや活動を次々と思いつき、子どもたちは楽しい時間を過ごせるでしょう。
また、共感力が高く、自身の経験から子どもたちの気持ちを深く理解し、心に寄り添うことができます。
ADHDの方は、苦手なことが目立つこともありますが、得意なことや興味を持った分野に対しては、類稀(たぐいまれ)な集中力や行動力を発揮します。
このように、ADHDの特性は保育士としての仕事で大きな強みに変わります。子どもたち一人ひとりと深い関係を築くことができるでしょう。
自分の得意を活かしましょう!凸凹を強みに変えることで、保育現場で大きく輝くことができますよ。
スムーズに仕事をするコツ
自分の特性を把握する
ADHDを持つ大人は、自己理解から始めることが重要です。ADHDの特性は人によって異なり、現れる状況や仕事への影響度もさまざまです。
自分自身の特性を深く知ることで、仕事だけでなく日常生活においても必要な配慮やサポートを求めやすくなります。
特性を理解し、自分の困りごとや苦手な点を具体的に伝える能力を身につけることが、上手く仕事をするためのコツですよ!
メモの取り方を工夫しよう
仕事でのミスを減らすコツは、メモを取る習慣を身に付けることです。メモ帳は一冊に絞り、すべての情報を時系列順で記入するのがポイントです。(メモ帳が複数あると混乱してしまい、紛失してしまうことがあります)
時系列で記入すると、後で情報を探す際に「いつ頃だったか」を思い出しやすくし、意外と効率的に必要なメモを見つけ出せますよ。
さらに、メモを取った日時を記録することで、情報の検索性を高めます。
先輩保育士の指示を忘れずに済み、仕事の優先順位を正しく管理しやすくなるでしょう。
自分専用のマニュアルを作る
ADHDを持つ人は、仕事の流れや細かいポイントを自分なりに整理することが大切です。そして、理解しやすくまとめた自分だけのマニュアルを作ることは非常に有効ですよ。
自分に合った進め方や、一般的なマニュアルには記載されていないミスを防ぐための個別の注意点を加えることで、業務をスムーズにおこなうことができるでしょう。
タスク管理術を身に付ける
タスク管理のコツは以下の3つを意識しましょう。
・タスクの具体化と細分化
・整理整頓の時間を設ける
ToDoリストを用いて「すべきこと」を明確にリストアップします。達成したタスクは明確にマークして進捗を視覚化しましょう。
さらに、タスクをより小さな行動単位に分解し、具体的にすることで、作業着手のハードルを下げられますよ。
また、日々の整理整頓の時間を設けることで、タスクの把握と管理がしやすくなります。ADHDの人も効率よく業務を進めることができるでしょう!
感情のコントロール方法を知ろう!
感情のコントロール方法には、以下の3つが大切です。
・深呼吸や瞑想で心を落ち着かせる
・ひとりになって時間を置くこと
大切なのは、ストレスやイライラを早めに察知し、クールダウンするための手段を準備しておくことです。
とくに保育現場では、子どもたちの安全や行動に対して冷静かつ適切に対応するために、自身の感情管理が求められます。
自分がどのような場面でイライラするかを知り、事前にコントロール方法を身につけることが大切です。
悩み事やイライラしたことを紙に書き出して、整理するのもおすすめですよ!
アプリやリマインダー機能を活用
締め切りを守るためには、カレンダーアプリやスケジュール管理のソフトを活用することが有効です。
リマインダー機能やカウントダウンを通じて重要な予定を事前に教えてくれるため、「そういえばあの予定があった!」という忘れがちな状況を防ぎます。
LINEのリマインダー機能「リマインくん」がおすすめですよ。普段使い慣れたアプリで簡単にスケジュール管理ができます。
ギリギリになるまで行動できない問題を解消する手助けをしてくれます。
内私もLINEのリマインダーくん使ってます!無料だし、LINEの通知で教えてくれるので分かりやすいです。
物は定位置に!要らないものは処分
物をなくしやすい、片付けが苦手な人は、まず「しまう場所を決める」ことから始めましょう。
また、定期的に整理し、不要な物を増やさないよう心がけることが大切です。書類やメモは紙だけでなくデータとしても保存しておくと、なくしてしまったときにも安心です。
これらの対策を講じることで、保育現場での困りごとを減らせます。そして、よりスムーズに仕事を進めることができるようになるでしょう。
発達障害(ADHD)の報告義務はある?!
保育士として勤務している中で、自分が発達障害(ADHD)であることを職場に伝えるべきかどうか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は職場へ発達障害の報告義務はないのです。伝えるかどうかは個人の判断に委ねられています。
発達障害に対する理解がある職場であれば、事前に伝えて適切な支援や配慮を受けるメリットがあります。
しかし、残念ながらすべての職場が発達障害に理解があるわけではありません。差別や偏見によって仕事を続けることが困難になるリスクも考慮する必要がありますよ。
ADHDの保育士は、職場に発達障害を伝えられないケースが多いです。
保育士を辞めたいときの対処法
医療機関を受診する
ADHDの特性が原因で保育士としての仕事に悩んでいる場合、一度医療機関に相談してみるのもおすすめです。
ADHDは、適応障害や愛着障害など他の精神的な症状との区別が難しいことがあります。
症状が似ているため、自己判断ではなく専門医の診断を受けることが大切です。
専門医からは、あなたに合った対処法やサポートを詳しく教えてもらえるはずですよ!
転職をする
ADHDの特性を持つ保育士にとって、自身の負担が過大になる職場は避けるべきです。特に人手不足や先輩のストレスが高い環境では、焦りからケアレスミスが増えがちになります。
もし現在の職場が合わないと感じたら、転職もひとつの選択肢として考えましょう。無理をして続けることで二次障害(鬱など)を引き起こし、保育士として働くこと自体が難しくなるリスクもあります。
自身の健康とキャリアを守るためにも、適切な職場環境を選ぶことが大切ですよ。
ADHD保育士は職場環境がすべて
ADHDを持つ保育士にとって、職場環境は仕事を続ける上で極めて重要です。
・ネガティブな会話が多い職場
・古い体質や過度な上下関係
・適切なフォローやサポートがない場所
上記がひとつでもあてはまっている職場では、仕事のストレスが増大します。
ADHDさんは真面目で頑張り屋さんな性格ゆえに、悪い職場環境でも我慢してしまいがちです。
しかし、健康やキャリアを守るためにも、より良い職場環境への転職を考えるべきですよ。
おすすめの転職サイト
まとめ
ADHDの方々は、本質的に真面目で努力家であることが多いです。自分の特性をしっかり理解し、上手に付き合っていけば、保育士の仕事も楽しくできるでしょう。
そのためにも、職場の雰囲気はとても重要です。温かく、サポートし合える人間関係のある職場では、ADHDの特性を持つ方でも心置きなく働け、仕事の充実感を感じることができますよ。
あなたに合った職場をぜひ、見つけてみてくださいね!