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こんにちは！保育士のぷぅです。
今回は病棟保育士にスポットを当ててみたいと思います。病棟保育士は、病院や医療機関で働く保育士で、病気やケガをした子ども達のケアや心のサポートを担当します。子ども達の健やかな成長と笑顔を支える大切な存在なんですよ！。
この記事では、病棟保育士の仕事の魅力や日常の様子についてもご紹介していきます。ぜひ一緒に、病棟保育士の素晴らしさを探っていきましょう。
病棟保育士とは？
病棟保育士は、病院や医療施設で働く専門の保育士です。入院している子ども達とその家族に対して、心のケアや遊びのサポートを提供する役割を担っています。
病院での滞在は子ども達にとって不安や緊張を伴うものです。病棟保育士はその状況を和らげ、笑顔と明るさをもたらす存在なんですよ！
「医療保育士」「院内保育士」「病児保育士」との違い
病棟保育士と「医療保育士」を比較
病棟保育士と医療保育士は、ほぼ同じ意味を持つ言葉です。
どちらとも医療施設で働く保育士のことを指し、主に入院している子ども達やその家族に対して心のケアや遊びのサポートを提供します。
病棟保育士は病棟内での保育担当として活動し、医療保育士は病院全体での保育業務を担当します。病院ごとに名称が異なっているため呼び方に違いがあります。
病棟保育士と「院内保育士」を比較
病棟保育士と院内保育士は、同じ病院で働く保育士の中でも異なる役割を担っています。
病棟保育士は、入院中の子ども達の保育を行います。病気やケガを抱えた子ども達を支え、治療やリハビリテーションの一環として、心のケアや遊びのサポートをします。
一方、院内保育士は、病院内に設置された保育所で働く医師や看護師などの従業員の子ども達を保育します。働く親の心配を軽減し、仕事に専念できる環境を提供します。
病棟保育士は入院中の子どもたちに寄り添う。一方、院内保育士は医療従事者の子どもたちを保育する違いがあるんですよ！
病棟保育士と「病児保育士」を比較
病児保育士の勤務先は、病院ではありません。
病児保育を行う保育施設で働きます。病児保育士は子どもたちの体調管理や安全な環境づくりに取り組みながら、心のケアや笑顔で過ごせるように支援します。
必要な資格とは？
保育士資格
病棟保育士になるためには、いくつかのステップが必要です。まず、保育士資格を取得する必要があります。
保育士養成学校を卒業するか、保育士試験に合格することで資格を取得できます。子ども達のケアに関する基本的な知識とスキルを備えるためのものです。
医療保育専門士
病棟保育士になるためには、医療保育専門士の資格を取得することもおすすめです。
医療保育専門士とは、一般財団法人日本医療保育学会が認定した資格です。資格取得に必要な条件は、以下のとおりです。
②病院や診療所、病後児保育室、障害児者の施設、乳児院などで常勤1年以上、非常勤は年間150日以上（2年以上）の保育経験があること
③日本医療保育学会の会員で、申し込み時に1年以上の会員歴があること
医療保育専門士は必ず必要なわけではありません。あれば有利かなって感じです。
必要なスキル
病棟保育士には、子どもたちのケアとサポートを行うために特定のスキルが求められます。ここからは、病棟保育士に必要なスキルについて解説します。
笑顔を大切にする対応力
入院生活を送る子どもたちは、家族から離れた環境で不安やストレスを抱えています。笑顔は子どもたちに対して安心感を与え、緊張や不安を和らげる効果があります。
病棟保育士は医師や看護師、他のスタッフと密に連携します。チーム内の協力と円滑なコミュニケーションを促進し、信頼関係を築くために不可欠です。
動じない心の強さ
病院内では、子ども達の病状が急変することも少なくありません。
突発的な状況や予期せぬトラブルに直面した際に、病棟保育士は動揺せずに冷静な対応をする力が必要とされます。これは、子ども達やその家族に対して安心感と信頼を与えるために欠かせないスキルです。
柔軟に対応する能力
子ども達は病気や制限を抱えており、それぞれが異なるニーズを持っています。
臨機応変な行動力を持つ保育士は、子ども一人ひとりの状況や要望に合わせた適切な支援をすることが出来ます。
豊富な保育知識と多彩な遊びのアイデア
各子どもが異なる発達段階や興味関心を持っているため、保育士は多様なアプローチが求められます。
豊富な保育知識と多彩な遊びのアイデアを持つことで、子どもたちの個別ニーズに合わせた適切なサポートができます。
病棟保育と保育園はどう違うの？
対象
病棟保育は病院内で入院している病気やケアが必要な子どもを対象としています。
一方、保育園は一般的に健康な子どもを対象としています。
0歳から18歳までの子どもをサポート
保育園では、基本的に0歳から就学前までの子どもを対象に保育を行います。
一方、病棟保育士は小児病棟に入院するすべての子どもに関わる可能性があります。
未就学の子どもには主に一緒に遊び楽しい時間を過ごします。小学生以上の子どもには学習面の支援など、幅広い関わり方をするんですよ！
担当割り当てなし
保育園では、子どもたちは年齢に応じてクラス分けされ、保育士は特定のクラスや年齢の子どもたちと長期間一緒に過ごします。
病児保育士は小児病棟に入院するさまざまな子どもたちに関わる可能性があります。子どもたちの入院期間は異なります。基本的には退院までの付き合いとなり、日々、関わる子どもたちは入れ替わっていきます。
業務負担が比較的軽い
病棟保育士の仕事量は、保育園勤務の保育士と比べると一般的に少ない傾向があります。その主な理由は、病院では大人数での遠足・運動会などの大規模なイベントが少ないためです。
一部の病院では季節のイベントを行うこともあります。しかし一般的には規模が小さく、イベントの準備に関わる業務も少ない傾向があります。
病棟保育士の主な業務は、子どもたちのケアや遊びの提供、コミュニケーション支援などに集中しています。
医療の基本知識が必要不可欠
医療の基本知識を持つことで、病気や怪我の症状を把握し、適切な対応をすることができます。また、医療スタッフとの連携や医療用語の理解も必要です。
これにより、子どもたちの安全性と健康状態の管理を確保することができます。
仕事内容
遊びと教育
病棟保育士は子ども達に適切な遊びや教育活動をします。これには、おもちゃや絵本を使った遊び、工作や学習活動、音楽やダンスなどの娯楽活動が含まれます。
子どもたちが楽しめる時間や場を提供することで、入院生活のストレス軽減や成長支援を行います。
家族へのサポート
病棟保育士は、入院している子ども達とその家族を支援する役割を担っています。
家族支援や心のケアに取り組んでいます。入院中の子どもとその家族が安心し、支え合いながら乗り越えていけるようにサポートしています。
施設環境を整える
子ども達が安全に遊べる環境を整えます。例えば、キッズスペースや遊び場の安全チェックを行い、危険な箇所や物品を除去します。また適切な遊具やおもちゃも用意します。
清潔な環境を保つための掃除や衛生管理も行います。定期的に清掃し、感染症予防や衛生面の配慮も大切です。
日常の援助
衣服の着脱、食事や排泄のサポートなど、日常生活の基本的なケアを行います。
子どもの社会的な関わりや交流を促進し、他の子どもやスタッフとの関係構築の手助けも。集団生活やコミュニケーションスキルの育成を支援します。
医師・看護師と連携
子ども達の状態を共有したり、医療計画に協力します。
総合的なケアを実現するために、円滑なコミュニケーションと協力関係を心掛けます。
雇用形態・勤務体制
病棟保育士（医療保育士）の雇用形態は、各病院によって異なります。一般的には正社員、契約社員、パートなどがあります。
例えば、小児病棟のキッズスペースに1人のフルタイムの保育士が配置されている病院もあれば、複数のパート職員が配置されることもあります。（シフト制）
県立や市立の病院では、平日の勤務が基本となることが多いですが、一部の病院では土日祝日も保育士を配置しています。
求人に応募する際には、雇用条件や勤務形態をよく確認してみてくださいね！
給料・待遇の特徴
給料面
病棟保育士（医療保育士）の給与は、運営母体や病院の規模によって異なります。
一般的な保育士の平均年収（約330万円）よりも高く、病棟保育士は約350〜500万円とされています。大きな病院や公立病院では福利厚生も充実し、給与水準も高めに設定されています。
正職員の場合には賞与が支給されることも多く、年収をさらに引き上げる要素となります。勤務体制は主に日中のシフト勤務が一般的ですが、夜勤や遅番を担当する場合には夜勤手当などの手当も受け取ることができます。
応募時には具体的な給与条件や福利厚生を確認し、自身に合った病院を選ぶことが重要ですよ！
待遇（福利厚生など）
病棟保育士の待遇はとても良いです。大きな病院では福利厚生が充実しているため、育休や産休を取りやすい特典があります。
病院で働く看護師の多くが女性であり、育休や産休制度が充実しています。病棟保育士も同様の待遇を受けられます。また、勤務時間は日中のみで夜勤もありません。総じて、保育士としては理想的な環境と言えるでしょう。
病棟保育士の働き方を具体的に解説
どんな配属先があるの？
小児病棟（一般病棟）
小児患者が入院している病棟です。子ども達の保育や日常生活のサポートを行います。例えば、遊びや学習の提供、食事のサポート、入浴の手伝いなどが含まれます。
キッズスペース
病院内に設けられた子ども用の遊びスペースや保育室です。ここでは、入院患者やその兄弟姉妹、一時的に預かる子ども達を保育します。
安全な遊び環境の提供や遊びのサポートを行います。
NICU（新生児集中治療室）
早産や病気のために特別なケアが必要な新生児が受け入れられる場所です。病棟保育士は、NICU内で新生児の保育や家族支援を行います。
感染予防や呼吸管理など、専門的な知識と技術が求められます。
PICU（小児集中治療室）
重症の小児が集中治療を受ける場所です。病棟保育士は治療の一環として子ども達の心理的なサポートやリラクゼーション活動をします。
治療中の子ども達のケアや病状の観察などが主な業務です。
どんな子と関わるの？
手術を受ける子ども
手術を受ける子ども達の心理的なサポートや準備を行います。不安を和らげ、手術前後のケアやリハビリテーションの支援も行います。
慢性疾患を抱える子ども
慢性的な病気や障害を抱える子ども達に対して、病棟保育士は継続的なケアをします。日常生活のサポートや医療計画の管理、家族支援などが含まれます。
緊急入院する子ども
突然の病状悪化や救急事態で入院する子ども達に対して、迅速な対応を行います。安全を確保し、医療スタッフと協力して緊急処置を手伝います
入院患者の兄弟姉妹
入院している子どもの兄弟姉妹をキッズスペースなどで預かることがあります。安全な遊び環境を用意し、楽しい時間を過ごせるようにサポートします。
1日の流れ
午前:
8:00 – 8:30: 出勤と朝の準備
8:30 – 9:00: 打ち合わせと情報共有
9:00 – 11:00: 子どもと遊ぶ（季節のイベント含む）
11:00 – 12:00: 昼食前の準備
午後:
12:00 – 13:00: 昼食のサポートと食事に関する注意事項の確認（昼休憩）
13:00 – 15:00: おもちゃの消毒、遊び・学習支援
15:00 – 16:00: 家族との連携や情報提供
16:00 – 17:00: チームとの連携と病状のモニタリング
17:00 – 17:30: 業務の振り返りと報告書類の整理
具体的な業務内容や時間は病院ごとで異なります。
メリット（やりがい・魅力）
幅広い年齢層の子どもとの関わり
新生児から18歳までの子どもと接する機会があり、成長段階や特性に応じた保育スキルを磨くことができます。
医療知識の獲得
医療現場で働くため、病状や治療方法についての知識を深めることができます。
保護者との密な関係構築
病棟保育士は保護者とのコミュニケーションが頻繁に行われるため、信頼関係を築きながら子どもと家族をサポートすることができます。
ピアノが苦手でも大丈夫
主な役割は、子ども達の保育や心理的支援、治療計画のサポートなどです。そのためピアノスキルを求められることは、ほぼありません。
安定した労働条件
病院が雇用元であるため、給与や福利厚生が安定しています。働きやすい労働条件が整っているのは嬉しいですよね！
デメリット（大変なこと）
集団保育のスキルが身につかない
病棟保育士は病気や病状に応じた個別のケアが主な任務です。
そのため、個別の子どもに焦点を当てた保育方法や医療ケアに特化しているため、集団での保育スキルの習得には繋がらないんです。
心理的な負担
病気や苦痛を抱える子どもたちと関わるため、その状況によって心理的な負担を感じることがあります。正直つらいと感じることもあるでしょう！
子どもたちやその家族の悲しい別れや辛い出来事にも直面することがあります。
職業特有のリスク
病棟保育士は感染リスクや身体的なケアの過程での、事故やケガの危険が伴っています。感染症対策や安全対策に常に気を配る必要があります。
病棟保育士として働くうえでの注意点！
医療情報の保護
病棟では、患者の医療情報が扱われます。病棟保育士は子ども達のプライバシーと医療情報の保護に十分な注意を払う必要があります。
感染症対策
感染症リスクが高い環境で働くことがあります。病棟保育士は感染症対策を徹底的に行いましょう。手洗いや消毒の適切な実施が必要不可欠です。
医師・看護師との連携
医師、看護師、薬剤師などと密接に連携します。子ども達のケアや治療に関する情報を共有する必要があります。コミュニケーションやチームワークが求められますよ！
病棟保育士に向いている人は？
子どもへ愛情を注げる人
病棟保育士は病気やケガを抱えた子ども達と接することが多いため、子供への思いやりや愛情を持っていることが大切です。
忍耐力と柔軟性がある
子ども達は病気や不安を抱えていることがあります。精神的にも不安定な場合もあるので悪気がなくても嫌な思いをすることも。忍耐力と柔軟に対応できる方は向いています。
責任感が強い人
病院内で子ども達の健康と安全を担当するため、責任感がとても重要です。責任感がない方に、親御さんも任せたいって思いませんよね。
病棟保育士に向いていない人は？
血液や病気に対する嫌悪感がある人
例えば、経管栄養や点滴の管理、ケガの処置などがあります。血液や体液に対して強い嫌悪感を抱く人にとっては、心理的に負担となる可能性があります。
血を見たら倒れてしまう人などは正直向いてないと思います。
感情のコントロールが苦手な人
病棟保育士の業務では、緊急事態への対応やストレスへの対処、家族とのコミュニケーションなどで感情をうまくコントロールする必要があります。
学習意欲が低い方
病院環境では、子ども達の健康状態や疾患に関する情報や最新の治療法が頻繁に変化する場合があります。
そのため、専門的な知識やスキルをアップデートする必要があります。
採用確率を高めるための3つの対策
「医療保育専門士」の資格を取得する
医療保育専門士は、医療現場での保育業務に特化した資格です。病棟での保育業務に必要な知識やスキルを持っていることを示すものなので採用時に有利になります。
ボランティア活動に参加する
地元の病院や保育施設でのボランティア活動に積極的に参加しましょう。子ども達との関わりを通じて保育の経験を積むことができます。そして面談時にアピールも！！
セミナーやイベントへの参加
病棟保育士との交流を積極的に行うのもおすすめです◎
業界の現状や求人情報を教えてくれることも。セミナーやイベント、専門のコミュニティに参加することで、情報収集や人脈形成が可能です。
求人探しのポイント！
大都市や人口の多い地域では求人数も比較的多いです。一方、地方や人口の少ない地域では求人数が限られることがあるかもしれません。
そして病棟保育士は、給料・待遇面が良いので人気が高いです。求人を公開してもすぐに決まってしまいます。そのため、求人が出たタイミングですぐに応募する必要があります。
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応募する際の履歴書・職務履歴書の書き方
病棟保育士になるための応募時には、履歴書・職務履歴書の書き方が重要です。効果的な書き方を知っておくと採用のチャンスが広がります。これから、具体的な書き方のポイントや注意点について説明します。
志望動機（例文）
- 病棟保育士の職務に魅力を感じ、子ども達の健やかな成長をサポートしたいという強い意欲があります。
- 病院環境での保育業務に興味があり、子ども達とその家族に寄り添いながら心のケアを提供できることにやりがいを感じています。
- 医療と保育の両分野に関心を持ち、病棟保育士として専門的な知識やスキルを活かせることに魅力を感じています。
どのような経験や学習を通じて病棟保育士に興味を抱いたのか。なぜその職種に向かっているのかを具体的に説明しましょう。
自己PR（例文）
- 過去の経験や研修を通じて、コミュニケーション能力や協調性を身につけました。チームでの連携や保護者との信頼関係の構築に積極的に取り組みます。
- 子ども達の個々の特性やニーズに敏感に対応し、安全かつ安心な保育環境を提供するための柔軟性と注意力を持っています。
- 面倒見の良さや思いやりの心を大切にし、子ども達やその家族に寄り添うサポートを行います。感情のコントロールやストレスマネジメントにも努めます。
病院にとってどんなメリットがあるのかを具体例をあげながら、伝えましょう！
まとめ
病院で子ども達のケアを担当する病棟保育士は、本当に大切な存在なんです。
病棟保育士には子ども達への愛情と責任感が求められますけど、その分やりがいもとっても大きいです。子どもたちの成長を見守って、健康になる手助けをするなんて、本当に意味のある仕事だと思いませんか？ 迷っている方がいれば是非挑戦して欲しいと思います。応援しています。
