男性保育士の皆さんこんにちは!元保育士のぷぅです。
最近は男性保育士の資格取得も増え、活躍の場も増えてきましたよね。ただ、まだまだ女性社会ですので色々とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、男性保育士が大・大・大活躍できる児童発達支援センター(療育園)をご紹介します。見学をさせて頂いたのですが、目から鱗な発見ばかりでした!興味がある方は是非最後まで読んでいってくださいね。
児童発達支援センターとは?!
そもそも『児童発達支援センター』ってなに?!と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。実は私も名前だけ聞いたことがありますが、初めは詳しくありませんでした。
簡単にお伝えすると、「障害のある子ども達(未就学児)の保育園」と思って頂けたらと思います。別名、『療育園』と呼ぶ方もいらっしゃいます。
詳しくは後日、関連記事にまとめます。
障害児の保育内容
児童発達支援センターでは、1クラス幼児8名に対して担任の保育士が3名付きます。
児童発達支援センターでは全体的に保育士の数が多いのも特徴です。その為入園当初の4月などは、パート保育士・フリーの保育士も入り1クラス5名保育士がいることもあります。(突発的なトラブルに対応できるようにしているんだと思います)
クラスも身体障害児と知的または精神障害児のクラスに別れているところがほとんどです。今回は知的・精神障害児のクラスの見学をさせて頂きました。

早速一日の流れを見ていきましょう!
一日の流れ
9:00 | 登園 | 自家用車でくる児童の受け入れをします(自由遊び) |
10:00 | バス通園の 児童受け入れ |
バス通園の子が登園してきます。 |
10:15 | 朝の会 | ・朝の歌/挨拶・絵本の読み聞かせ・出席シール・一日の流れを説明 |
10:40 | 園庭遊びor散歩 | ・園庭遊び/散歩 ・室内orホール遊び |
11:10 | 昼食準備 | 手洗い・うがい・排泄など |
11:30 | 昼食 | お給食 |
12:10 | 絵本 | 食べ終わった子から絵本を読んで待っている |
12:30 | お昼寝準備 | パジャマへ着替える。布団の準備など |
12:45 | お昼寝 | 子ども達が寝た後に保育士は昼食を |
13:50 | 起床 | ・着替え ・布団の片付け ・排泄 ・手洗い/うがい |
14:10 | おやつ | みんなでおやつをいただきます! |
14:25 | 園庭遊び | 園庭遊び/室内遊び |
14:50 | 帰りの会 | 帰りの挨拶/歌 |
15:00 | 降園 | お迎えやバスで降園 |

お昼寝もありますし、流れは保育園に似ているように感じました。その代わり製作や集団遊びが少ないようにも感じました。

幼稚園・保育園のように一斉活動が盛んなわけではありません。ゆったりとした空間で、その子に合った関わり方をしています。
必ず10時と午後のおやつ時間に水分を摂るように1日の流れに組み込まれていました。喉が渇いても言葉が出なくて伝えられないお子さんも中にはいます。また過集中になり、遊びに夢中で水分を取るのを忘れてしまうお子さんもいます。
脱水症状にならない為にも毎日のスケジュールの中に組み込んでいることはとても良いなと感じました!
男性保育士の比率は?!
私が見学させていただいた児童発達支援センターでは、男性保育士は5名でした。各クラスに約1名いるという感じです。
身体障害があるお子さんのクラスにはいませんでした。その代わり女性看護師さんが在中しているようです。
なぜ男性保育士におすすめ?!
ピアノを弾かなくて良いから
男性保育士の中には、ピアノが苦手な方も多いのではないでしょうか。でもご安心ください。児童発達支援センターではピアノは一切弾きません。(施設にもよりますが)
私が見学した施設では、CDで音楽を流し歌っていましたよ。

ピアノが本当に苦手なので助かります。ピアノの練習時間を勉強や他の活動に充てられるので有意義に使えます。
残業がほとんどない
製作やピアノの練習。リトミック・高度なお遊戯等がない為、後片付けと明日の流れ・準備を終えたらすぐに帰宅することが出来ます。
事務作業等あっても、クラス担任が3人いますので協力・分担して早く作業を終わらせることが出来ます。
突発的な休みにも対応
児童発達支援センターでは、親子教室の保育士やボランティアの方など職員の数が多いのも特徴です。
その為、風邪や急用でお休みしたいときでも対応可能です。もちろん皆さん体調管理は徹底されていますが、100%防ぐというのは難しいですからね。

体調管理には十分気をつけています。しかしどうしても厳しい…
という時って誰にでもありますよね。そんな時はすぐにお休みを頂けるのも助かります。
職員が優しい!!
児童発達支援センターで働く方は志が高い方ばかりで、優しい方が多いです。複数担任なので、色々教えてもらいながら成長することが出来ますよ。
そして同僚が良い方ばかりなので、いじめ問題などで悩む必要がありません。

同僚内でトラブルなどは一切ありません。子ども達のことを一番に考えているので、意見を出し合いながら支え合っています。
お給料も高め
保育士のお給料は世間でも話題になってるほど低いんですよね。でも発達支援センターの保育士は、お給料も比較的高めに設定されていることが多いです。
また勉強会や資格を取得したり、クラスリーダーになることで昇級することも可能です。
一人一人と向き合える
保育士1人に対して、幼児2人・3人を一日ごとにローテーションして担当します。なのでじっくり丁寧に向き合うことができますよ!
ただし入園当初は慣れていない子や問題を抱えている子もいます。その対応はリーダーが担当したり、配分を考えたりします。

児童発達支援センターは、困りごとを抱えているお子さんが多いです。その為、じっくり時間をかけて一人一人と向き合っていくことが大切です。
大変なことは?!
体力が必要
発達障害がある子の中には、多動や衝動的な子がいます。色々なことに興味を持ち、あっちへこっちへ行ってしまうことも。探究心があることはとても良いことです。ただ追いかけるのには体力がいります。
感覚鈍磨の子は人より刺激に対する感覚が鈍いので、ダイナミックな遊びを好みます。例えば、ブランコも「もっと高くして〜」や高いところからジャンプも大好きです。
忍耐力が大切
自閉症スペクトラムの子の中には、こだわりが強い子も多くいます。一度決めたことは最後まで自分の思い通りに実行したがるお子さんもいます。(それをしないと、きっと不安になってしまうんでしょうね)
一般的に見たらワガママと捉えられてしまうこともあります。でもそれは決して違います。それが彼らの特性なので、最後まで付き合ってあげましょう。
どんな男性保育士が向いている?!
子どもが好きで優しい方!!
これは絶対条件だと思います。療育の基本は褒めて褒めて自己肯定感を高めることから始めます。
特に発達障害の子は目に見えない障害ですので、周りから理解されず叱られる経験を沢山してきた子もいます。その経験がある子は二次障害を起こしてしまっている子もいるんです。
障害児に理解のある方
子ども達は、色眼鏡で見ていたり、特性を理解してくれない保育士には決して心を開きません。子どもってちゃんと分かっているんですよね。ふとした表情とか話もよく聞いているんですよ。
障害があっても可愛い・一緒に成長していきたいという方が向いています!

興味がある方は見学・ボランティアをしてみると良いかと思います。
就職・転職方法
ここまで児童発達支援センターの就職・転職を全力でお勧めしてきました。ただ現実的に就職・転職は難しいんです。。と言うのも下記2点が理由なんです。
●働く環境が良いので辞める職員が少ない
『そんなぁ〜』と思った方もいますよね。
でも、ご安心ください!

これから就職・転職率が少しでも上がる方法をご紹介していきますね。
①保育士専門の転職サイトを利用する
まず情報を得ることが大切です。一つずつ調べ電話で確認する方法もあります。でもはっきり言って効率的ではありません。
その為転職サイトを利用し、児童発達支援センターの求人があるかどうか調べてもらいましょう!(ただ時期やタイミングもありますので、必ず求人があるとも限りません)
おすすめの転職サイト2選(無料)
サービス名 | 対応エリア | ポイント |
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◎ 全国対応 |
●好条件の求人が多い
●人間関係で悩みたくない方 |
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▲ 関東圏に強い |
● 首都圏で確実に就職したい方向け |

上の2つのサイトは、私が実際に転職した時に登録したサイトです。どちらもお勧めですが、非公開の求人もそれぞれ違ってきます。その為、関東地域の方は2つとも登録することをお勧めします。
保育エイド
おすすめ度 | ★★ ★ ★ ★ |
費用 | 無料 |
ポイント | 働きやすさ重視 |
保育エイドは全国に対応しています。そして人間関係で悩んでいる保育士さんの救世主です。人間関係が良く働きやすい職場のみを厳選して紹介してくれますよ!お給料・待遇面も期待できますので、絶対に登録しておきたい転職サイトです。
現在お悩みの方はコーディーネーターさんに、相談に乗ってもらうのもお勧めです。親身に答えてくれますので安心です。あなただけで求職活動を進めるより、プロの手を借りた方が◎。理想の保育園を探せる可能性がグンっと高まります。是非登録してみてくださいね!
マイナビ保育士
おすすめ度 | ★★ ★ ★ |
費用 | 無料 |
ポイント | 関東圏に強い |
関東圏にお住いの保育士さんにお勧めしたいのが『マイナビ保育士』です!
保育業界の転職事情に詳しいプロのアドバイザーが、スピーディーかつ丁寧にサポートしてくれます。 一般には公開していない非公開求人も多く、求人の質にも徹底的にこだわっています。
また、施設の運営方針や職場の雰囲気・残業時間の実態なども正直にお伝えしてくれますよ。関東圏の方はこちらも併せて登録しておいてくださいね。

私がお勧めする2つの転職サイトです!無料で安全・安心でご利用できます。少しでも情報を集めることをお勧めします。
②自分で探す方法も!
現在あなたが住んでいる「地域+児童発達支援センター」と調べて見てください。そこのホームページに求人募集があれば応募することが可能です。
応募する前に必ず見学や一日ボランティアをさせてもらうことをお勧めします。自分に合う職場かどうかを確認できますよ!

ただ自分で探す場合は、時間が掛かってしまいます。そして事前にお給料や待遇面が分からないのがデメリットです。
評価をチェックしましょう!
児童発達支援センターは、保護者からの評価をホームページで情報開示しています。(義務付け)
保護者からの評価が悪すぎる施設は避けた方が良いと思います。働く環境が悪かったり、改善途中で大変な状況にある可能性が高い為です。
逆に保護者からの評価が高い施設は、職員の意識が高いのでお勧めですよ!
まとめ
いかがだったでしょうか。私が見学した児童発達支援センターでは男性保育士が活き活きと働いていました。
就職・転職をお考えの男性保育士に全力でお勧めしたいです!求人自体が少ないので、良さそうな求人が合ったら是非挑戦してみてくださいね。