こんにちは!元保育士のぷぅです。(@puu_sensei)です。
保育士は体力勝負のお仕事ですよね。身体のあちこちを酷使しますので、腰痛でお悩みの方も多いかと思います。「たかが腰痛・されど腰痛」という感じで、腰痛を甘くみてはいけません。放っておくと手遅れになってしまう場合もあります。
そこで今回は、保育士の腰痛について原因と予防・対処法を詳しく説明していきます。皆さんの役に立つ情報を盛り沢山でお伝えしていきますよ!ぜひ最後までご覧ください。
保育士が腰痛で悩む原因
子どもを抱っこ・おんぶする為
保育園ですと幼稚園と違って乳児もお預かりします。乳児の場合、抱っこやおんぶをする機会が断然多いんですよね。その為、腰や腕にかなりの負担が掛かります。
子育て中のママでも、腰痛や腱鞘炎でお困りの方も沢山いらっしゃるかと思います。保育士は一度に複数の子供を担当しますので、腰・腕への負担も何倍も掛かってくるんです。
重い荷物を持つことが多い
女性職員がほとんどを占める保育士業界。重い荷物も男性の手を借りることが出来ません。イベント時なども全て自分達で行わなくてはならないので、重い荷物を運ぶことも度々あります。

大道具などは本当に重いです。私もぎっくり腰になりかけたことがあります。
しゃがんだり立ったりの繰り返し
座っている時は正座をしていることが多い保育士。足も浮腫みますよね。そして用事があったり子供に危険がある場合など、何度も立ったりしゃがんだりを繰り返します。
そうすると、自然と腰への負担も掛かってしまうんです。特に立ち上がるときに子どもを抱っこしている時などは要注意です。

話すときは子供の目線に合わせて、しゃがんで話すことが基本です。保育士・幼稚園教諭は立ったり・しゃがんだりの繰り返しが本当に多いと思います。
身体を無理にひねる動き
保育士は全体を見渡しながら保育をするのが基本です。左右に身体をひねる動きもよくしています。
特に多いのは、離乳食を与える場面です。一度に数名担当しますので、右側の子に離乳食を食べさせていても、左側の子がこぼしてしまったり吐き戻しがあればすぐに対応しなくてはなりません。

食事中が一番疲れます。体が変な感じによじれるので負担が大きいと思います。そして、子供用の机や椅子は低いので大人が合わせるのも大変です。
外遊びで体力を奪われてしまう
外遊び中も体力を奪われたり、遊び方によっては腰への負担が大きいです。例えば、ジャングルジムの高いところで子どもを支えたり、ときには子どもを受け止めたりすると変な姿勢になりますよね。
また鉄棒で逆上がりの練習に付き合うと、身体を支えるのに腰に負担がいきます。それが一人ではなく複数人(ときには何十人)となると限界を超えてしまうことも。
保育中にできる腰痛の予防策とは?!
周りに腰痛のことを伝えておく
全ての行動は腰を意識して過ごしましょう。そして本当に腰痛が辛い場合は、一人で抱え込まず同僚や園長にも相談することをお勧めします。
病院に通っている方は診断書も併せて提示すると、配慮してもらいやすくなりますよ!

腰痛がひどく、保育園を休みたい時もあるかと思います。そんな時の上手な伝え方は関連記事に載せています。ぜひチェックしてみて下さいね!
重い荷物を運ぶとき
重い荷物を運んだり、子どもを抱っこする際は必ずかがんで自分に近づけてから持ち上げるようにしましょう!
それだけでも腰への負担が変わってきますよ。

腕を伸ばした状態で運んではいけません。腰への負担を考えたら必ず膝を曲げて運ぶようにしましょう
大人用の椅子・机を利用する
保育園によって大人用の机・椅子の設置場所が違うことがあります。年長・年中の一人担任の場合、保育室に大人用の机と椅子が設置されていることが多いかと思います。(小学校のように)その場合は、子ども用の机・椅子を利用するのではなく、なるべく大人用の机・椅子を利用しましょう。
体に合った大人用のものを使用することが大切です。(時と場合にもよりますが)
複数担任などで職員室にしか、先生用の机・椅子がない場合もありますよね。その際は保育後の事務作業等を職員室で行うようにしましょう。
原因となる動きを避ける
子どもを抱っこする時も立って抱っこすると腰に負担が掛かります。座って抱っこした方が腰への負担が少なくて済みますよ。 ただし、座って抱っこされるのを嫌うお子さんも中にはいます。その場合は臨機応変に対処しましょう!
15分以上同じ姿勢でいない
同じ姿勢でいると楽な反面、体に負担が掛かりやすいんです。その為、出来れば15分ごとに姿勢を変えるようにしましょう。
たまに背伸びなどをしてリラックスするのも良いと思います。特に外遊び中などは準備運動等を取り入れれば子供達の事故防止にも繋がりますよね。
腰痛にはシャワーがおすすめ
湯船に入ると、疲れが取れて気持ち良いですよね〜!!私も湯船で半身浴するの大好きです。
でも意外にも腰痛のことを考えたら、湯船に長時間浸かるのはあまり良くありません。身体全体を温めてしまうと、身体の痛みが出てしまいます。腰痛がある方はシャワーで腰部分を温めると良いですよ。

どうしても湯船に浸かりたい場合もありますよね。そんな時はこまめに休憩を入れるようにしましょうね!
コルセット代わりに腹筋・背筋もおすすめ
保育士は給料が安いので高価なコルセットを購入するのを躊躇されてしまう方も実は多いです。しかもどれを購入したら良いか迷ってしまったりもしますよね。
そんな時は、腹筋・背筋を行なってみてください。お腹・腰回りの筋肉がつけば腰を支えてくれますよ。

元々運動好きな保育士さんにおすすめです!気分転換にもなるので是非。
寝る体制は仰向けはNG!
寝るときの体制って無意識に変えてしまうと思うのですが、なるべくだったら横向きを意識しましょう!仰向けになってしまうと、少なからず腰に負担を掛けてしまいます。
そして抱き枕があるとおすすめですよ。横向きの姿勢を維持しやすいです。

私は妊娠中に使用していた抱き枕をそのまま愛用しています。抱き枕に負担を掛けられるので寝やすいですよ!
腰痛が辛い時の対策や正しい治療法とは?!
ストレッチ
気軽に行えるストレッチがお勧めです。特に初心者にお勧めなのが、腰痛改善のヨガです。とっても癒されますので、ぜひ試してみてくださいね!

仕事から帰ってきて、ストレッチするのも疲れてしまう時もあるかと思います。でも私がお勧めする「寝たまま腰痛改善」のYOUTUBEは無理なく出来ますよ。
腰痛ベルト・コルセットの着用
腰痛ベルトやコルセットも併せて着用すると、腰への負担が分散されるような気がします。快適にサポートしてくれるので、腰痛でお悩みの方は絶対に使用した方が良いと思います。

私が実際に使用しているおすすめの腰痛ベルト・コルセットは下の2点です。着用しているのと、していないのとでは全然違います。
整体や病院へ行きましょう
腰痛がひどい場合は、素人では治せない場合がほとんどです。整体師さんや医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。
自己判断や自己流での治療は禁物です。
保育士の腰痛は労災認定される?!
保育士の腰痛って職業病と言われるくらいだから、労災認定されるのか気になる方も多いのではなきでしょうか。あまりにもひどい腰痛で仕事を休まなくてはならない状況でしたら労災認定されて欲しいですよね。
厚生労働省が定める「業務上腰痛の設定基準」を満たせば、労災として認定されます。
しかし、知識や事前準備が必要なので必ず関連記事をチェックしてみてくださいね。詳しい情報を載せています。
腰痛が原因で保育士を退職したい・・
日常的に腰痛がひどく、もう保育士を辞めたいとお悩みの方もいるかと思います。「腰痛で退職ってどうなの・・?」と思われてしまうかもしれません。
しかし、この問題は本当に悩んでいる本人にしか分からない問題なんですよね。

関連記事に腰痛が原因で、保育士を退職をされた方の実体験を載せています。絶対に参考になりますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね!
腰痛で辞めるのはあり!
腰痛が原因で保育士を辞めるのはありだと思います。悩みは人それぞれですので、他人が口出しすることではありません。しかし保育士を辞めても次の職場が決まっていないと不安ですよね。退職準備と共に転職活動も同時に進めることをお勧めします。
●保育士資格を活かした転職
転職には上記の2パターンから選ぶ場合がほとんどです。次に項目で詳しく説明していきます。
異業種への転職
異業種への転職は正直ハードルが高いです。特に新卒で保育士経験しかない方は、一般企業のルールから覚えなくてはなりません。
しかしパソコンスキルをお持ちでしたり、関連する資格をお持ちの方は強みになります。挑戦してみるのもありだと思いますよ!

私は秘書検定とパソコンの資格を3つ取り秘書へ転職した過去があります。関連記事に異業種への転職方法について詳しく載せていますので是非。
保育資格を活かした転職
皆さんの強みといえば保育士資格を保有し経験があることですよね!その為、保育士資格を活かした転職がお勧めですよ。
・定時で帰れる職場選び
・男性保育士がいると更に良し
ここで大切なことは、事前に腰痛持ちであることを伝えた上で採用してもらうことです!
しかし一人で腰痛に配慮してもらえる職場探しをすることは正直難しいです。一つ一つ聞いて回ることはできませんよね。
そこでお勧めなのが『保育専門の転職サイト』です。保育業界に精通したプロのアドバイザーがあなたに合った理想の職場を紹介してくれますよ!
『保育専門の転職サイト』は一般に出回っていない好条件求人の取り扱いもしています。非公開求人と呼んだりもします。転職をお考えの方はぜひ活用してみてくださいね!

『保育専門の転職サイト』は無料登録すれば誰でも利用できます。腰痛のことも伝えて、あなたに合った職場を紹介してもらいましょう!
おすすめの転職サイト2選
サービス名 | 対応エリア | ポイント |
![]() ![]() ![]() |
◎ 全国対応 |
●好条件の求人が多い
●人間関係で悩みたくない方 |
![]() ![]() |
▲ 関東圏に強い |
● 首都圏で確実に就職したい方向け |

上の2つのサイトは、私が実際に転職した時に登録したサイトです。どちらもお勧めですが、非公開の求人もそれぞれ違ってきます。その為、関東地域の方は2つとも登録することをお勧めします。
保育エイド
おすすめ度 | ★★ ★ ★ ★ |
費用 | 無料 |
ポイント | 働きやすさ重視 |
保育エイドは全国に対応しています。そして人間関係で悩んでいる保育士さんの救世主です。人間関係が良く働きやすい職場のみを厳選して紹介してくれますよ!お給料・待遇面も期待できますので、絶対に登録しておきたい転職サイトです。
現在お悩みの方はコーディーネーターさんに、相談に乗ってもらうのもお勧めです。親身に答えてくれますので安心です。あなただけで求職活動を進めるより、プロの手を借りた方が◎。理想の保育園を探せる可能性がグンっと高まります。是非登録してみてくださいね!
マイナビ保育士
おすすめ度 | ★★ ★ ★ |
費用 | 無料 |
ポイント | 関東圏に強い |
関東圏にお住いの保育士さんにお勧めしたいのが『マイナビ保育士』です!
保育業界の転職事情に詳しいプロのアドバイザーが、スピーディーかつ丁寧にサポートしてくれます。 一般には公開していない非公開求人も多く、求人の質にも徹底的にこだわっています。
また、施設の運営方針や職場の雰囲気・残業時間の実態なども正直にお伝えしてくれますよ。関東圏の方はこちらも併せて登録しておいてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は保育士の腰痛について詳しく説明してきました。腰痛を甘くみていると、悪化してしまう可能性があります。一時的によくなっても再発を繰り返すことも多いので、無理をせず予防&対処法(治療)を試してみてくださいね!
あなたの腰痛が少しでもよくなりますように。