こんにちは! 元保育士のぷぅ(@puu_sensei)です。
保育士って見かけによらず大変なお仕事なんですよね。しかし実際に保育士として働いてみないと、具体的にどんなことが大変なのか分からない方も多いかと思います。
そこで今回は、保育士30名に協力してもらい大変なことをランキング形式にしてみました。また解決へ導くヒントもお伝えしていきますよ!
この記事は、現役保育士や保育士を目指している方に役に立つ内容になっています。ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
保育士の大変なことランキング
第1位:人間関係で悩む
保育園の人間関係に悩む方は沢山いらっしゃいます。私が働いていたブラック保育園の先輩保育士は疲れが溜まっているのか、後輩に八つ当たりしまくりでした。
そして保護者の悪口も言いまくりです。とりあえず、幼稚な方が多かった印象です。(もちろん、1部の方なので素敵な方も中にはいます。)
一番びっくりしたのが、保育士みんなでダンスの振り付けを覚えていたときです。「もう疲れたからやりたくない。あとは皆んなでやっておいて」と言い放った先輩。思わず心の中で「子どもか」ってツッコんでしまいました(苦笑)

一般企業では、自分の機嫌次第で動く方は嫌われます。まず相手にされません。その為保育士から一般企業へ転職した際は、感動しました!
第2位:終わらないサービス残業
先輩保育士がアナログ時代に培ってきた方法を押し付けてきます。はっきり言って無駄なことが多く、時間が勿体無いです。
全て手作り・手書きが基本。先輩の言うことが絶対に正しい。と威圧的に指導されるのでグッタリ。最近の保育士はパソコンが得意な方も多く、効率的に仕事を進めたいと考えている方も増えてきました。
しかし未だに「残業は素晴らしい(自分はしないけど)」、「定時で帰るなんてやる気がない」と考えている先輩保育士がいるので辛いところです。
一般企業では効率化できるものは全て最善のものへ変更しています。また、水曜日はノー残業デーを取り入れている企業も多いです。会社全体で定時で帰宅するよう促しています。

特に外資系では、毎日残業をしている方は仕事が出来ない人だと認識されてしまいます。
第3位:生活面で苦労する
保育士のお給料って本当に安いです。国家資格なのに、何でこんなに低賃金なのでしょうか。生活するのにギリギリで、貯金まで手が回らない方も多いかと思います。地方ですと、10万円前後の方が多い印象です。
一人暮らしだと更に家計が圧迫されます。家賃・光熱費・食費・携帯代・奨学金など支払いが多く、ほとんど手元にない方も。

毎月働いても働いても一向に金銭面がラクになりません。私の食事の定番メニューが納豆ご飯です。そしてカレーを沢山作って、3日くらい食べています。
第4位:待遇が良くない
保育士の給料が安い話はお伝えしましたが、次に問題なのが有給を取らせてもらえない点です。人材不足のこともあり、有給はおろか多少の体調不良であっても我慢して出勤しなくてはいけないのが暗黙の了解でした。
一度吐き気と頭痛で倒れそうな時があり、早退したいと園長に申し出ました。しかし「あなたの代わりはいないのだから、子ども達はどうするの?!定時まではなんとか頑張って。」と言われ、絶望的な気持ちになったのを今でも覚えています。

新人の時は待遇面のことをよく分かっていませんでした。休んでもお金がもらえる有給があるということは一般職になってから知りました。
第5位:精神的・肉体的に疲れる
毎日子ども達が登園してから「先生鬼ごっこしよう」「サッカーしよう」と可愛く誘ってくれます。喜んで相手をするのですが、お昼をすぎる頃にはグッタリに。
一度だけ、恥ずかしい失態をしてしまったことがあります。その日も午前中に体を使った遊びをしていたのでクタクタでした。そしてお昼寝の時間になり、子ども達をトントンして寝かしつけしていたところ急に眠気が…。
そして正座のままコクリと・・(( _ _ ))..zzzZZ。なんと一瞬眠ってしまっていました(苦笑)正面で寝かしつけをしていたペアの先生にすぐに起こしてもらい、何事もなかったように振る舞いましたが自分でもびっくりです。
第6位:子供達から病気をもらう
保育士をしていると集団生活なので、子ども達から病気をもらうこともあります。小さい子はマスクが出来なかったり、くしゃみをしても手で抑えられなかったりと飛沫感染が多い気がします。
保護者の中には子どもが熱を出していても、解熱剤で一時的に熱を下げそのまま保育園に連れて来てしまう方もいるんです。仕事が休めないお気持ちはよく分かります。しかし、他の子ども達・職員へ移ってしまう可能性があるので、本当に止めて欲しいです。

私が振り返って一番辛かった病気は「マイコプラズマ」です。夜中寝ようと横になると、咳がずっと止まらなくなります。そのうち呼吸が苦しくなり死ぬかと思いました。しかも、なぜか毎年罹るという…。
第7位:園長が気分屋。
職員会議で決まった運動会の出し物の大道具を作っていました。作業を進めていたところ、園長が見にきて「やっぱり違う色にしよう」と言い出しました。ほとんど作業は終わりかけていたのですが、仕方なく変更することに。
その数日後「なんでこの色にしたの?!職員会議で決めた色にしなかったのはなんで?」と言われ、みんなポカーンとしてしまいました。
その日の気分で指示されると、周りが付いていけません。
第8位:気が休まらない日々
大切な命をお預かりしているので、子ども達が怪我をしないよう細心の注意を払わなくてはなりません。常に周りをよく見ていないといけないので、1日の保育が終わった頃にはグッタリと。
・常に子ども達が見渡せる位置に立つよう心掛ける(背中は見せない)
・滑り台やジャングルジム、ブランコなど転落の可能性がある遊具には必ず保育士の補助をつける
・事前に危なそうだなと思うものは排除、または安全なものに取り替える
・感染症が流行る時期には、手洗い・うがいを徹底させる

保育中に子ども達が怪我をしないよう、配慮していることをまとめてみました!
第9位:事務作業が多い
保育士は子どもと遊んでいるだけでしょ。とたまに勘違いされることがあります。「違いますよ!!」と声を大にして言いたいです。
特に事務作業はとても多いです。しかも、手書きと縛りがあることが多いのが大変な理由の一つです。また、新人の時は書類1つにしても全て先輩のチェックが入ります。OKが出ないと提出できないのも面倒でした。
第10位:休憩がないのが辛い
朝からずっと動きっぱなしなので、休憩なんてありません。たまにはお茶休憩や外へランチに行ってみたいっていうのが本音です!テレビでお勧めのランチ特集をしていた時は、OLさんだったら昼休みに行けるのになぁと羨ましくなりました。
現実は、子ども達を見ながら給食を早食いしているんですけどね(苦笑)昼食の1時間休憩も子ども達を見ながらです。実際は保育時間とあまり差はありません。
第11位:保護者からの要求
我が子可愛さで自分の子を一番に見て欲しいと、アピールしてくる保護者は一定数います。
私も子どもがいるので、なんとなくお気持ちは分かります。しかし、保育士は平等に子供達をみなくてはなりません。必要以上に要求するのは避けて欲しいです。
新人の時は、断りにくいのをいいことに色々な注文をしてくる保護者がいました。例えば「着替えの時はコーディネートして欲しい」「爪が伸びていたら保育園で切って欲しい」など。
第12位:仕事とプライベートの区別
保育士あるあるだと思うのですが、プライベートの時まで自分のこと「先生」って言ってしまいませんか?!(笑)もう、癖なんですよね。
保育士の自分と、プライベートの自分を区別していくのがポイントです。保育士を長く続けたいのであればプライベートも充実させることをお勧めします。

毎日顔を合わせるので、保護者とは仲良くなりやすいですよね。しかし、プライベートの話をしすぎるのは気を付けましょう!あくまで、保育士と保護者の立場をきちんと線引きできると素敵です。
第13位:行事前のプレッシャー
一大イベントである運動会の準備って本当に大変なんです。特に年長児の保育士は運動会が無事に終わるまで胃がキリキリしていると思います。
私も年長児を担当したことがあるのですが、一番上の学年なので見応えのある出来栄えを皆さん期待されます。その期待に応えるためにも企画・準備・実施までかなりの時間を要します。そして、運動会が無事に終わった時の安堵感といったら、達成感で一杯です!!

ダンス1つにしてもいきなり練習するわけではありません。給食の時間などに曲を流して慣れ親しんだ後に行ったりします。その方がスムーズに練習に入れるので。
第14位:おしゃれが出来ない
基本ジャージにエプロン姿ですので、OLさんのようにオシャレな格好は出来ません。
爪も短く切りますし、ネイルもアクセサリーも基本的に禁止の場合が多いです。元々おしゃれが好きな方には辛いかもしれませんね!

究極のナチュラルメイク方法を保育士さん向けに公開しています。ぜひ関連記事をチェックしてみて下さいね!
第15位:子どもへの対応が難しい
新人保育士
初めって子ども達とどのように関わっていったら良いか悩んでしまうことってありますよね。特に1年目の保育士が悩んでしまう課題だと思います。時間通りにいかないこともありますし、どのように指導したら迷ってしまうことも出てくるかもしれません。誰もが通る道ですので、深刻に考えすぎずに前向きにいきましょうね!
フリーの保育士・パートの保育士
フリーの保育士やパートの保育士は、毎日同じ子に接するわけではありません。その為、状況を把握するのが難しい場合があります。担任の保育士とコミュニケーションをとりながら、上手く関わっていけたら良いですね!
第16位:大変なクラスを任されたとき
声を大にしては言えないのですが、発達障害と診断されているわけではないグレーの子がクラスに複数名いると保育士は本当に大変なんです。多動など診断がついている場合は、加配の先生がつきます。しかしはっきりと診断がない場合は、正直悩んでしまいます。

加配の先生がつかない場合は、園長に保育中の様子を実際に見てもらいましょう。その上でフリーの先生に入ってもらうなど対策を一緒に考えてもらうのが良いかと思います。
第17位:何歳児も大変なのは変わらない
「よく何歳児が一番大変なの?!」と聞かれます。しかし、それぞれの年齢で大変さは違ってきます。
例を挙げると、0歳児は一日があっという間に感じるほど大変です。楽しいですけど、体力的にかなり疲れます。

0歳児の赤ちゃんはとっても可愛い!!しかし、その反面お世話も大変です。泣き止むようよく抱っこをするので、腕や肩がバキバキになることも。
第18位:近隣住民への配慮
保育士が大変だと感じることの1つには、保育園外のこともあります。それは近隣住民にも配慮しなくてはならないことです。
「うるさい」「静かにさせろ」などクレームが入ってくることも少なくありません。その為、散歩や公園で会った方には進んで挨拶をするよう心掛けています。
第19位:婚期を逃す?!
保育士の仕事は多忙なのでサービス残業もあります。そして帰る頃には、体力・精神面でも疲れてるのでグッタリ…。
その為、彼氏がいてもデートする時間が確保できません。すれ違ってしまうことも多々あります。最終的にお別れを選ぶカップルもいるので、婚期が遅くなってしまうのです。
第20位:不倫騒動?!
私が新人保育士として働いていた時の話です。年長組にA先生という可愛くて優しい先生がいました。親切な先生は数少ないので今でもよく覚えています。
ある時A先生がいきなり退職をすることに。それも数週間前に退職を伝えるのではなく、翌日からいきなり来なくなったんです。後々他の先輩から理由を聞いたところ、保護者(父親)と不倫していたとのことでした。ホテルに行っていたところを、他の保護者が見てしまい園長に報告があったとのこと。
事実確認をしたところ、認めてその席で自分から辞めると伝え退職したそうです。

最近では共働きの影響もあって父親が送迎をすることも珍しくありません。子どものことで相談に乗るのは構いません。しかし周りから疑われてしまわないような振る舞いを心掛けましょう!
仕事が大変すぎて辞めたい・・
保育士の仕事が大変だと「もう辞めたい」と悩んでしまいますよね。実は私もブラック保育園に勤めていた時は毎日辞めたいと思っていました。
自分の時間がなく家にはただ寝に帰っているような生活でした。正直何のために生きているか分かりませんでしたね。

関連記事に辞めたいと思った時の対処法を詳しく載せています。悩んでいる方は必ず読んでくださいね!解決のヒントがあると思います。
モチベーションの秘訣
子ども達が可愛い
保育士は「子どもが可愛い!!大好き」という方が多いのではないでしょうか。純粋で汚れを知らない子ども達と接していると、こちらまで癒されますよね。

この子達の為に頑張ろう的な。私は勝手にお母さんのような気持ちで接していましたよ(笑)
イベントが成功したら嬉しい!
イベント前って本当に本当に準備が大変!!
何度心が折れそうになったか分かりません。しかし当日イベントが成功した時の達成感って、言葉に出来ないほど嬉しいですよね。この感動を一度味わってしまうと、保育士辞められなくなります。
保護者からお礼を言われたとき
年度末や卒園する時に、保護者から感謝の挨拶をされることがあります。
花束をもらったり、アルバムをもらったりと様々です。感謝されることって素直に嬉しいですし、頑張ってきて良かったと思える瞬間でもあります。
保育士の仕事っていいなぁと思える貴重な体験です。保育士を目指している皆さんにも是非味わって欲しいです。
成長に立ち会えた瞬間
乳児期から担当していると、その子が初めて立ったり、歩けるようになった瞬間に立ち会えることが出来ます。
子どもの成長に立ち会えることって中々ないことなので幸せな気持ちになれます。
教え子が遊びに来てくれる
0歳で入園して来て、「あー うー」とかの喃語しか話せなかった子が、段階を経て立派なお兄さんお姉さんになっていくんです。
そして最後に卒園していく姿を見られる。こんな素晴らしい仕事って他にはありませんよ!感動のあまり涙が・・。
卒園しても慕って遊びにきてくれると、これからも仕事頑張ろうと思えます。

保育士は本当に大変だと思います。しかし、他の職業では味わえない感動をもらえるお仕事でもあります。素敵な職業ですよね!
保育士を続けて行く為には・・
コミュニケーションを大切に!
保育士同士声掛けを行い情報を共有することが大切です。新人の先生は仕事を覚え、慣れるまでかなり大変だと思います。しかし、笑顔と挨拶だけは忘れずにしましょう!
体調管理をしっかりとする!
栄養のある食事・睡眠はとても大切です。帰宅してからは、リラックスタイムは必要ですが、あまり夜更かししすぎないように気をつけましょう!
うがい・手洗いも欠かさず行ってくださいね。
仕事はリスト化して効率アップ
仕事は全てTODOリスト(やるべき仕事をリストアップし、チェックリストの形式にしたもの)で作成し、仕事の進捗を確認できるようにしましょう!
また、行事の流れ等は毎年同じで変わることはほぼありません。その為、保育士1年目は行事に関することは全てメモを取るようにしましょう!来年見返した時にすぐわかるようにしておくと便利ですよ。

頑張っている姿を見せることによって、先輩達も徐々に認めていってくれると思いますよ。
転職を視野に!
職場環境に不安がある場合、転職もひとつの選択肢です。保育士自体を辞めるのではなく、職場を変えることで悩みを解決することが出来ますよ!
次に当てはまるものが2つ以上ある方は職場を変えることをお勧めします。
●サービス残業
●持ち帰りの仕事がたくさんある
●給料が少ない
●有給が取れない
●エプロン・絵本など保育中に必要なものが自腹

待遇面・職場環境に不満があるのであれば転職をお勧めします。我慢していても何の解決にもなりません。
転職をしよう!

保育士の仕事が大変すぎて辞めたいです。でも『どこへ転職しても同じなのでは?!』と不安になります。
不安になってしまうお気持ちよく分かります。実際に待遇面や職場環境が悪い保育施設は沢山存在しています。しかし最近では、人材確保の為働く環境を整え、待遇面も好条件にしている職場も増えてきているんですよ!
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まとめ
いかがだったでしょうか。
保育士は仕事内容が多く本当に大変な仕事です。しかし、子ども達の成長を間近で見ることが出来る素敵な職種でもあります。
これから保育士を目指す方は、是非一度は味わって頂きたいです!
応援しています♪